スイングでわかるパノラマカメラと『パノラマ写真』用カメラの違い
パノラマ写真といえば大きく横に広がったタイプの写真です。山などの写真を撮ったり風景を撮るにはやはりパノラマ写真が一番映えると考えている方も多いです。ですがあのパノラマ写真は実はパノラマ・カメラで撮っていないものもあるのです。通常の写真をパノラマサイズにマスクして撮影するという方法を持っているパノラマ風・カメラというものがあるからです。通常のフィルムサイズは2:3の割合ですがパノラマサイズは縦横比が1:2.85です。通常のサイズの写真にパノラマフィルムを当てはめることでパノラマ風の画像を楽しむことが出来るのです。
一方でパノラマ風・カメラには足りない部分もあります。それは本当に広い範囲が映っているのではなくマスクしたため奥行きにかけるという点です。画面の横長な部分に視線が行くので非常に長いように見えているのですが実際はその長さで撮っているわけではないのです。そのため、パノラマ風ではあるのですがどこか奥行きにかけるという印象をもたれることもあります。
一方でパノラマ・カメラで撮ると臨場感や迫力、奥行きはたっぷりと感じられます。パノラマ・カメラとパノラマ風・カメラの違いはアオリ機能のひとつであるスイングにあります。レンズ面を横方向に傾けて横の広い範囲を映すことの出来る機能がスイングです。本物のパノラマ・カメラにはこのスイングが可能なシステムがついています。
スイングを含むアオリ機能はパノラマカメラだけではなく多くの大型カメラの魅力でもあります。使いこなすには学ぶだけではなく実践して自分なりの感覚を掴んでいくことも必要とされていて、時には骨の折れる作業を繰り返すこともあります。それでもパノラマ写真の臨場感、迫力は一度見たら二度と忘れられないとも言われていて、カメラ好きなら是非挑戦したいもののひとつとして挙げられることが多いです。

