闇市場に出回るほどの人気を博した歴史を持つ二眼レフカメラとは
二眼レフカメラは普通のカメラとはちょっと違う形をしています。普通カメラというとレンズは一個というイメージがあるかと思いますが二眼レフカメラは名前の通り『二眼』です。二眼レフカメラはビュー・ファインダー・カメラと非常によく似ていて、撮影レンズのほかにファインダーレンズを持っています。ビュー・ファインダー・カメラの場合は普通のカメラの上にちょこんとビュー・ファインダーが乗っていますが二眼レフカメラの場合は同じ大きさの二個のレンズが箱の中に入っているような形です。
この独特の形が二眼レフカメラの魅力でもあります。このようなカメラらしくない形から自然な表情を引き出すことが必要とされるポートレートなどに二眼レフカメラは向いているといわれています。あまりカメラだと意識せずに済むことから自然で明るい笑顔が撮りやすく、街中でのポートレートなどを趣味にしている方に人気があります。また、ファインダーから見る景色は正方形です。通常のカメラが長方形なのに比べると違和感がありますが、独特な風合いの写真を作ることも可能で写真撮影の幅も広がります。
二眼レフカメラの原型が開発されたのは1800年代後半です。イギリスで開発された後にアメリカなどでも開発が進み、最終的には日本にも流入しました。日本で二眼レフカメラが大流行したのは戦後の成長期でした。1945年の敗戦以降徐々に成長していた日本ですが1950年代に入ると消費傾向も見られ、カメラの魅力にはまる若者や大人も多かったのです。当時発売された二眼レフカメラは価格を最低限まで抑えることで庶民でも手を出しやすいと人気になり、最終的には闇市場で取引されるほどの人気となりました。現在ではこんなことはありませんが当時は二眼レフのカメラ会社がアルファベットでAからZまで揃うほど多かったのです。

